スポーツベットをしている人の中にはブックメーカーでのギャンブルと、ブックメーカー投資を混同している人が多いようです。しかし、この二つには大きな違いがあります。
この記事ではブックメーカー投資とは何なのかを具体的に解説していきます。
ブックメーカー投資とは
ブックメーカー投資とはブックメーカーを使用して長期的にお金を稼ぐことを言います。通常のブックメーカーでは主に娯楽目的でベットするのに対し、ブックメーカー投資は収益を得ることを主な目的としています。
そのため、ブックメーカー投資とはギャンブルとは違い、しっかりと戦略を練り、利益を得るためにはどうする必要があるのかを考えます。単純にスポーツを楽しみたい、好きな選手を応援したい、という気持ちでスポーツベットをしている場合は、単なるギャンブルだと考えられるでしょう.
スポーツブックメーカー投資の代表的な方法としてブックメーカーアービトラージが挙げられます。
アービトラージとは日本語で「裁定取引、サヤ取り」と翻訳され、金融市場などで使用されている手法のことを指します。
ブックメーカーでは、同じ試合の結果でも設定しているオッズに差異があります。このオッズの差が極端に広がっていると、プレイヤーはどの結果にベットしたとしたとしても利益を得ることができるのです。
例えば、マンチェスターユナイテッドとリヴァプールFCの試合があるとしましょう。
そして、ブックメーカーAとブックメーカーBが以下のようにオッズを設定しているとします。
ブックメーカーA:
マンチェスターユナイテッド3.5倍:リヴァプールFC1.3倍
ブックメーカーB:
マンチェスターユナイテッド2.8倍:リヴァプールFC1.5倍
そして、プレイヤーが1000ドルの資金のうち、ブックメーカーAではマンチェスターユナイテッドの勝利に300ドル、ブックメーカーBではリヴァプールFCの勝利に700ドルを賭けるとします。
すると、払い戻し額は以下のようになります。
マンチェスターユナイテッドの勝利した場合:
ブックメーカーAでは、3.5倍x300ドル=1050ドルの払い戻し、ブックメーカーBでは700ドルの損失→50ドルの利益
リヴァプールFCが勝利した場合:
ブックメーカーBでは1.5倍x700ドル=1050ドルの払い戻し、ブックメーカーAでは300ドルの損失→50ドルの利益
つまり、勝敗に関わらずプレイヤーは50ドルの利益を獲得することができるのです。このように、試合結果に関係なく、常に利益が得られることをアービトラージといいます。
複数のブックメーカーを使用することで、このようなアービトラージで利益を出ることが可能です。これはブックメーカー投資の代表的な方法であり、確実に利益が得られる方法として人気を集めています。
しかし、これではブックメーカー側が損してしまうので、多くのブックメーカーがアービトラージを禁止行為としています。このアービトラージを利用して利益を得ていることが発覚した場合、アカウントが凍結されるなどのペナルティが与えられます。
ただし、Pinnacle(ピナクル)など一部のブックメーカーではアービトラージが公認されています。
ブックメーカー投資のメリット・デメリット
ここではブックメーカー投資のメリットとデメリットについて解説します。
メリット1.必要な知識が少ない
株式や FX で稼げるようになるにはたくさんの知識が必要になります。毎日ニュースをチェックしなければいけない、チャート分析しなければいけない、など安定的に稼げるようになるにはやることがたくさんあります。そして、稼げるようになるには経験と知識が必要になります。そのため、誰でもすぐに結果が出せるわけではないのです。
しかし、ブックメーカー投資であればスポーツベットの延長であるため、比較的初心者の方でも利益が得やすいのです。難しい知識は必要ないので、敷居が低い投資法としてブックメーカー投資は人気を集めています。
メリット2.いつでも取引ができる
一般的な投資はマーケットが開いている時間にしか取引をすることができません。マーケットは週末、年末年始は休みとなるため、この期間はせっかく仕事が休みだったとしても、お金を稼ぐことができないのです。
しかし、スポーツベットは365日年中無休で楽しむことができます。世界各国では毎日どこかで試合が行われているので、ブックメーカー投資では時間を無駄にせずに利益を獲得することが可能です。
メリット3.短時間で稼ぐことができる
スポーツベットは試合の勝敗やシーズンの結果に賭けるものが主流ですが、もっと試合の細かな部分に賭けられるオッズもたくさんあります。「次に得点する選手は誰か」、「1セット目の結果はどうか」などたくさんのオッズがあり、中にはすぐに結果がわかるものもあります。
このようなものにベッドをすれば、短時間に効率的に利益を上げることができるので、ブックメーカー投資は稼ぎやすいと言えるでしょう。特に、インプレーベッティングでは試合を見ながら結果が分かると同時に支払いが行われるので、より効率的に利益を生み出すことができます。
デメリット1.確定申告を自分でしなければいけない
株式投資などをする場合は、証券会社が自動的に住民税や所得税を利益から差し引いてくれます。そのため、自分で確定申告をする必要がありません。
一方で、ブックメーカー投資の場合は自分で一年間の収支を計算して、確定申告をしなければいけません。計算を間違えてしまったり、確定申告を忘れてしまったりすると、後からトラブルが発生することがあります。ブックメーカー投資をするのであればこの点に気をつけなければいけません。
デメリット2.必ずしも稼げるわけではない
ブックメーカー投資はスポーツに関する知識を身につけることで、ある程度稼げるようになります。ただし、スポーツの結果では何が起こるかわかりません。
そのため、どんなに知識や経験が豊富であっても必ず勝てるというわけではないのです。
ブックメーカー投資では利益を得るだけではなく損をすることもあるので、その点をしっかりと理解しておく必要があるでしょう。
ブックメーカー投資の始め方
ブックメーカー投資を始めるためには、まず最初にお気に入りのブックメーカーを見つけます。ブックメーカー投資におすすめのオペレーターとしては、 Pinnacleとbet365(ベット365)が挙げられます。
すでに解説した通り、Pinnacleではアービトラージを公認しているので、ブックメーカー投資には最適だと言えるでしょう。オッズも業界で一番高いとされているので、より稼ぎやすいブックメーカーとしも口コミで評判です。次におすすめなのがbet365です。bet365はオッズやスポーツの種類が特に多いので、稼げるマーケットを見つけやすいといえます。
お気に入りのブックメーカーを見つけたら、アカウント登録をしましょう。そして、ブックメーカー投資をするための基本的な知識を身につけましょう。
オッズの種類にはどのようなものがあるか、キャッシュアウトとは何なのか、などブックメーカーの基本的な機能については正確に理解しておくようにしましょう。基本的な知識を身につけたら、あとはスポーツについて分析しベットを開始するだけです。
ブックメーカー投資法の注意点
ブックメーカー投資法の注意点として挙げられるのは、しっかりと資金管理をしなければいけないということです。ブックメーカー投資では複数のブックメーカーに登録することが多いので、自分の資金がどう動いているのかを把握しにくいことがあります。しかし、毎月どれくらい支出があったか、どれくらいの利益が得られたか、など自分の資金をしっかりと把握しておく必要があります。
また、ブックメーカー投資をする時に見落としがちなのが手数料です。ブックメーカーに入出金する際には手数料が発生する場合があります。また、ブックメーカーがアメリカドルやユーロにしか対応していない場合は、為替手数料が発生することもあるでしょう。この手数料をしっかりと考慮していないと、最終的に利益が少なくなってしまうことがあります。
そのため、ブックメーカー投資をする際には手数料も含め、自分の資金がどのように増減しているのかを正確に把握するようにしてください。
まとめ
ブックメーカーでのベットとブックメーカー投資は大きく異なり、後者は継続的に利益を生み出すことを目的としています。ブックメーカー投資は株式、FXなど他の投資と比較して誰でも始めやすいので、長期的に利益を稼ぎたいという方におすすめでしょう。是非当サイトでおすすめするブックメーカーに登録して、早速ブックメーカー投資を始めてみましょう。