スポーツベットにおいて、知っておくべき重要な用語の1つと言えるのが期待値です。
期待値は自分で計算しなければいけないため、よく理解しないままスポーツベットをしている人がほとんどですが、期待値を知っているかいないかで、長期的な結果に大きな違いがあります。
そこでこの記事では、期待とは何か、どのように計算するのかなどを、わかりやすく解説していきます。
ブックメーカー期待値とは何か?
ブックメーカーにおける期待とは、平均して1ベットあたりにどれくらい勝つことができるかを数字で表したものを指します。
期待値を計算することによって、長期的にどれくらいの利益を見込めるかがわかるので、スポーツベットにおいて期待値は重要な指標となります。
ブックメーカー期待値の計算方法
ブックメーカーにおける期待値は、勝率を1ベット当たりで獲得できる金額で掛けて、負ける確率を1ベット当たりで失う金額で掛けたものを引く単純な数式で計算することができます。
つまり、以下のような計算式となります。
スポーツベットにおいては、ここにデシマルオッズを代入します。
デシマルオッズは最も一般的なオッズの表示形式であり、少数を使用してオッズを表示します。
例えば、イギリスのプロサッカーのプレミアリーグで以下のようにオッズが設定されているとします。
マンチェスターユナイテッド(1.44)、リヴァプールFC(5.80)、引き分け(5.00)
そして、この試合に対して10ドルを賭けるとしましょう。それぞれのチームの勝率が50%の場合、期待値は以下のようになります。
マンチェスターユナイテッドの勝利の賭けた場合
(50%)×(10×1.44-10)-(50%)×(10)=2.2-5=-2.8ドル
→1回賭ける度に、2.8ドルの損失が出る。
リヴァプールFCの勝利に賭けた場合
(50%)×(10×5.80-10)-(50%)×(10)=24-5=19ドル
→1回賭ける度に、19ドルの利益が出る。
そうすると、マンチェスターユナイテッドの勝利よりも、リヴァプールFCの勝利に賭けたほうが期待値が高く、プレイヤーにとっては条件がいいということになります。
しかし、実際には勝率は50%ということはなく、試合によって変動します。
つまり、期待値は勝率をどのように推測するかによって変動するということです。
上記の例で次にマンチェスターユナイテッドの勝率を90%としましょう。
そうすると、期待値は以下のように異なります。
マンチェスターユナイテッドの勝利に賭けた場合
(90%)×(10×1.44-10)-(10%)×(10)=3.96-=+2.96ドル
→1回賭ける度に、2.96ドルの利益が出る。
リヴァプールFCの勝利に賭けた場合
(10%)×(10×5.80-10)-(90%)×(10)=4.8-9=-4.2ドル
→1回賭ける度に、4.2ドルの損失が出る。
このように先ほどの計算とは結果が大きく異なり、マンチェスターユナイテッドに賭けたほうがプレイヤーにとって有利となるのがわかります。
このように、どのように勝率を判断するかによって、期待値は大きく上下するのです。
期待値の活用法
期待値は、稼ぎやすいブックメーカーを見つけるために利用することができます。
期待値は、いくら賭けたらどれくらい稼げるか、または損するかの平均値を示したものだといえます。
そのため、多くのギャンブルでは胴元が収益を得るようにするために、期待値がマイナスになるように設定されているのです。
しかし、スポーツベットにおいては、勝率やオッズが変動し、それに伴い期待値がマイナスになったり、プラスになったりします。
そして、期待値がブラスになっているマーケットに賭けるのがブックメーカーで勝つためのコツなのです。
ブックメーカーではオッズにばかり気がとられてしまいますが、実は期待値を基準にブックメーカーを比較した方が稼ぎやすいサイトを見つけやすくなります。
また、期待値を知ることで、正しく稼ぎやすいオッズを選べるようになります。
わかりやすいようにここで例を紹介しましょう。
ここにAとBの2つのくじがあるとします。
それぞれの条件は以下の通りです。
くじA
参加料:1000円
賞金:5500円
あたりが出る確率:20%
くじB
参加料:1000円
賞金:1200円
あたりが出る確率:80%
この場合、賞金が低いとしても、多くの人が勝率が80%のくじを選ぶでしょう。というのも、勝率80%という数字にひかれて、稼ぎやすいと思い込んでしまうからです。
しかし、実際に期待値を計算してみると以下のようになります。
くじA
0.2×(1ー5500)-(1-0.2)×1000=100
くじB
0.8×(1-1200)-(1-0.8)×1000=-40
くじAでは1回やるごとに100円儲かるという計算になる一方で、くじBでは1回くじを引くたびに40円を損する計算となります。
つまり、一見くじBの方が魅力的に思えますが、期待値まで計算するとくじAの方がもうかりやすいことがわかります。
期待値をしっかりと計算した人は、くじBではなく、くじAを選ぶことができるのです。このように期待値を活用することで、正しいオッズを選ぶことができるようになります。
期待値も高い!おすすめブックメーカーを紹介
ここまで期待値について解説してきましたが、結局どこのブックメーカーに登録したらいいかわからないですよね。
ここではそのような方に向けて、期待値が高いおすすめのブックメーカーを紹介します。
Pinnacle(ピナクル)
Pinnacleは業界最高レベルのオッズを提供しているブックメーカーです。
そのため、期待値も高く、プレイヤーにとって稼ぎやすいマーケットが多数用意されているのが特徴です。
また、多くのブックメーカーが禁止しているアービトラージを許可しているのがPinnacleの特徴です。
そのため、少しでも稼ぎやすいブックメーカーを探しているという方にPinnacleは最適だといえます。
Bet365(ベット365)
Bet365は世界中に1900万人以上の利用者を抱える世界最大のブックメーカーです。
賭けられるスポーツやオッズの種類が多く、期待値が高いマーケットも見つけることができます。
また、Bet365はライブベットに力を入れており、ストリーミング配信で試合の生中継を見ることができます。
サイトが使いやすいと口コミでも評判なので、中級者におすすめできるブックメーカーです。
William hill(ウィリアムヒル)
William Hillはイギリスの老舗企業が運営する、世界最大級のブックメーカーです。
数あるブックメーカーの中でも特に日本人から支持されており、カスタマーサポートも充実しています。
安全性に関しても全く問題ないので、初めて利用するブックメーカーとしてもよく選ばれています。
通常のスポーツベット以外にも政治や芸能、天気などユニークなオッズも用意しているのが魅力です。
新規登録後、初回入金をして、20ドルから100ドルのベットを行いましょう。
すると、そのベットの額に応じて100%のマッチングボーナスがもらえます。
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まとめ
期待値と聞くと計算がややこしくてよくわからない、と意味が分からないまま放置してしまう人がたくさんいます。
しかし、期待値を知ることによって、何に賭けるのが稼ぎやすいのかを客観的に判断できるようになります。
スポーツベットで効率的に稼げるようになりたいという方は、ぜひ期待値をうまく活用し、賢くスポーツベットを楽しみましょう。
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